「113系」最後の勇姿 館山駅で別れ惜しむ JR東日本

多くのファンに惜しまれて引退する113系。外房コースと内房コースを走った2列車が館山駅に並んだ=24日、館山市
多くのファンに惜しまれて引退する113系。外房コースと内房コースを走った2列車が館山駅に並んだ=24日、館山市

 42年にわたって県内各線で活躍し、千葉ローカル線の代名詞だったJR東日本の「113系車両」の引退記念運行が24日、行われた。内房線館山駅では内房線と外房線を走ってきた二つの列車が並び、多くのファンがその引退を惜しんだ。

 青とクリーム色の塗装が特徴の113系は、1963年に登場。本県では木更津-千倉間の電化に伴い、69年7月に内房線に導入された。県内各線を走り、県民に親しまれたが、今年8月末で営業運転を終えた。

 両国駅を出発し、内・外房両線から房総半島を回った「青い海」「白い砂」の2本の113系特別列車が並んだ館山駅では、大勢のファンが集まり、その最後の勇姿をカメラに収めていた。

 両国駅から113系の最終特別運行に乗ってきた、東京都武蔵野市の男子中学生(13)は「国鉄型って感じがとても好き」とカメラを向けた。東京都国立市の会社員男性(46)は「SLとは違った身近な車両で懐かしい。最近の車両にない味わいがあり、古き良き昭和がなくなる寂しさがある」と最後の運行を見守っていた。

 同車両はしばらく幕張の車庫に入り、その後は廃棄になるという。JR東日本管内で同型車両の運行はこれで最後になる。


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