房総通リズム春の観光特集2024

友人の誘いで一の宮へ 芥川龍之介(6) 中谷順子 【房総の作家】

 東京帝国大学英文科生となった龍之介が、一宮の領主加納家の近侍の士の子孫・堀内利器に誘われ、上総一の宮の海岸でひと夏を過ごすのは大正3年夏のこと。

 堀内は府立三中の一級上で、共に学年委員をしていたときに知り合い、共に第 ・・・

【残り 973文字、写真 1 枚】



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