【動画あり】藤井さん親子、同時に世界制覇 スケートボード「フリースタイル」 船橋市

スケートボード「フリースタイル」の世界選手権で、出場した部門でそれぞれ優勝した藤井雅博さん(右)と裕大さんの親子=船橋市
スケートボード「フリースタイル」の世界選手権で、出場した部門でそれぞれ優勝した藤井雅博さん(右)と裕大さんの親子=船橋市
新設されたマスターズプロフェッショナル部門で優勝した雅博さん
新設されたマスターズプロフェッショナル部門で優勝した雅博さん
世界大会の6部門のうち、最高峰のプロフェッショナル部門を制した裕大さん
世界大会の6部門のうち、最高峰のプロフェッショナル部門を制した裕大さん

 スケートボード「フリースタイル」の世界選手権に出場した船橋市の会社員、藤井雅博さん(48)と、長男で同市立行田中3年の裕大さん(14)の親子が、個人競技部門で同時に世界制覇する偉業を達成した。最高峰のプロフェッショナル部門を制した裕大さんは「優勝はめちゃめちゃうれしかった。技の難易度、完成度を上げ、連覇を目指す」と笑顔を見せ、新設されたマスターズプロ部門(40歳以上)で優勝した雅博さんは「フリースタイルスケートボードの普及につなげたい」と胸を張った。

 藤井さん親子が出場したのは、スケートボード競技のうち、平地での技の難易度や完成度を競う種目フリースタイルで、世界大会となる「ワールドラウンドアップ・オンライン・ショウダウン」。例年はカナダで開催される世界選手権だが、新型コロナウイルスの影響で現地開催できなくなったため、今年7月にオンラインのビデオ審査で行われた。

 大会は最高峰の「プロフェッショナル部門」から、40歳以上の「アマチュア部門」まで6つのカテゴリーに分かれて行い、連続2分間以内の動画を5人の審査員が採点する方式で実施。300点満点で競った。

 プロフェッショナル部門にエントリーした裕大さんは、3連覇中の山本勇さん(18歳、滋賀県)をわずか1点差でかわして優勝。大胆なジャンプと、流れるようなトリック(技)をスピード感あふれる演技でまとめた。

 裕大さんは「前回大会は8位だったので、優勝が分かった瞬間は跳ね上がって喜んだ。うまくアピールできたのが良かった」と喜んだ。スケートボードはオリンピック種目になっているがフリースタイルは採用されていないため「将来五輪種目になるように、競技を広めていく」と力を込めた。

 また、2013年にカナダで開催された世界選手権で4位に入賞するなど、国内第一人者として競技を引っ張ってきた雅博さんは、新設部門で優勝。立てたボードを素速く回転させながらジャンプして着地する高度なトリックで、自らの名前が付いている「MFキャスパー」などを決めて、栄冠をつかんだ。

 「競技の第一線から退き普及に力を入れようと考えていたので『勝っちゃった』という感じ。次回大会が開催されれば、連覇に向けて出場したい」と控えめに喜びながら、第一線での競技継続へ意欲を示した。

 藤井さん親子は、主に船橋市のふなばし三番瀬海浜公園を練習場にしているが「自由にスケートボードの練習をできる場所がないのが悩み」という。競技人口を増やし、スケートボードのフリースタイルを広く浸透させるため、親子そろって活動を続けていく考え。

 フリースタイル・スケートボードの普及を目指す藤井雅博さん、裕大さん親子は、YouTubeに動画をアップして同競技の普及を図っている。

 裕大さんが“神技”を連発し、雅博さんが撮影を担当するなどしている。親子でピタリと息の合った「シンクロダンス」も披露。リンク先は「FScom」(URL:https://www.youtube.com/Freestyle-sk8)など。


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