新型コロナウイルス情報

2度の災禍越え6月再開 展示刷新、子ヤギ モルモット…仲間入り アロハガーデンたてやま

新たに仲間入りした2頭の雄の子ヤギ=館山市のアロハガーデンたてやま
新たに仲間入りした2頭の雄の子ヤギ=館山市のアロハガーデンたてやま
同園で初めて飼育されるネズミの仲間「マーラ」
同園で初めて飼育されるネズミの仲間「マーラ」
新型コロナ感染防止のため臨時休園が続くアロハガーデンたてやま
新型コロナ感染防止のため臨時休園が続くアロハガーデンたてやま

 新型コロナウイルス感染防止のため、長期の臨時休園が続く館山市の動植物園「アロハガーデンたてやま」で、子ヤギやモルモットなど新しい動物が続々と仲間入りしている。園内の魅力向上を目指し、動物の展示場も刷新。6月1日の営業再開へ向け、園長代理の宰務立美さん(71)は「多くの人に喜んでもらえる施設にしたい」と張り切る。

 昨年9月に発生した房総半島台風(15号)では停電が続いた上、温室のガラスが多数割れ、1週間の休業を余儀なくされた同園。年末から年明けにかけて客足が戻りかけていた矢先、再び災禍が襲った。

 新型コロナの感染拡大に伴い、3月2日から断続的に休園。収入は約2カ月間「ゼロ」と厳しい状況が続く。宰務さんは「さあこれからという時にコロナで休園になり、職員の士気も上がらない。精神的には台風の時より厳しい」と打ち明ける。

 再開の見通しが立たない中、同園は魅力向上へ展示場のリニューアルを進めてきた。30匹以上のクジャクが見られる広場の新設や、飛べない鳥「エミュー」を走り回れる広い場所へ移動。小動物とふれ合えるエリアには新種の子ヤギ2頭やネズミの仲間「マーラ」などが仲間入りした。今月上旬にはモルモットの赤ちゃんが6匹生まれ、新しい展示場で公開する予定だ。

 また、南国の鳥が暮らす温室は、来園者が鳥を観察しやすいように不要な木を伐採。新たなシンボルとして、ハワイのカメハメハ大王をモチーフにした像も設置した。

 同園や動物を愛する人々からの支援の輪も少しずつ広がっている。同園がSNSで窮状を訴えたところ、「動物に食べさせてください」と、干し草やリンゴなど多くの餌が届いたという。

 今後は入場制限や屋外での飲食物提供など感染防止策を検討しながら、開園まで急ピッチで準備を進めていく。宰務さんは「開園するべきか悩んだが、動物を待ち望む子どもたちがいる。新しい仲間も待っているので、また足を運んで」と呼び掛けている。


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