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新型コロナウイルス情報

施設内療養全50人陰性に 2人死亡、2人入院 設置者の船橋市「人的支援終了」 東庄

4月14日時点で、感染拡大防止のためエリア分けされていた北総育成園内(県や船橋市で構成する支援対策本部提供)
4月14日時点で、感染拡大防止のためエリア分けされていた北総育成園内(県や船橋市で構成する支援対策本部提供)

 新型コロナウイルスの大規模な集団感染が起きた知的障害者施設「北総育成園」(東庄町笹川)の設置者である船橋市の松戸徹市長は15日、臨時記者会見を開き、入所者で同ウイルス陽性だった54人のうち施設内で療養していた50人全員が陰性になったとし「県や施設運営者などと連携し入所者の回復を図ることができた。市として物的支援は継続するが、職員を派遣する人的支援は終了する」と説明した。残る4人については2人が入院療養中で、2人は入院後に死亡したと明らかにした。

 市長は会見で「市として人的支援と物的支援を行ってきたが、全員陰性となったことから人的支援を終了する。今後は障害者施設のクラスター(感染者集団)について国や県の専門家と一緒に検証を行う必要がある」と述べた。

 死亡した2人については、遺族の意向で性別や年齢などを公表しない。

 人的支援では3月31日~5月14日、市から保健師、看護師、一般事務、生活介助の職員を計36人派遣。PCR検査時の補助などを行ってきた。派遣職員のうち直近に支援していた3人は健康観察中で、他の職員は帰任後PCR検査で全員陰性と確認しているという。

 また、職員67人のうち40人が陽性となっていたが、現在は全員陰性になり、短期入所・通所の利用者は6人の感染が確認されたが、現在は短期入所の1人が自宅療養中という。

 物的支援では、ガウンやゴーグル、防護服などを供給しており、今後も継続する。

 市長は障害者入所施設でクラスターが発生したことを受け「市の設置施設だったため人的・物的支援ができたが、民間施設だった場合に施設運営者がどのような対応ができるか今後の大きな課題」と指摘。

 また、入所者と職員ら全員を対象としたPCR検査の結果、無症状感染者が28%いたことに触れ「社会の中で無症状感染者が一定数いる根拠として、北総育成園の数字を生かしてほしい」と感染拡大の防止へ、警戒を呼び掛けた。


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