地元住民、安堵の声 行政代執行始まる 平川富士

「平川富士」で行政代執行の作業を始める千葉市の委託業者=31日、千葉市緑区
「平川富士」で行政代執行の作業を始める千葉市の委託業者=31日、千葉市緑区

 千葉市緑区平川町で大量の産業廃棄物が放置されている問題で、千葉市は31日、廃棄物処理法に基づく行政代執行を始めた。市は10月末までに約1万3千立方メートルを撤去する方針で、約10年にわたり「平川富士」問題に悩まされてきた地元住民からは「ほっとしている」と安堵(あんど)の声が聞かれた。

 31日午前10時、現地を訪れた熊谷俊人市長が行政代執行の開始を宣言。市職員や委託業者が公告文と立ち入り禁止の看板を設置した。市が産業廃棄物の撤去で行政代執行を行うのは初めて。

 作業を見守った平川町内会の中里公会長(62)は「10年くらい前から困っていた。何とか撤去してくれるということで、今はほっとしている」とした上で「周辺地域にはごみを捨てに来る人が多い。どこに頼めばいいのか分からないが、行政にも取り締まりを強化してほしい」と要望した。

 市は4月上旬から本格的な撤去作業に入り、10月下旬までに約1万3千立方メートルを撤去する。残った部分については土砂流出を防ぐために緑化などを行う予定。


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