行政代執行31日に着手 表面化10年、解決に前進 緑区の平川富士

 千葉市緑区平川町で大量の産業廃棄物が放置されている問題で、千葉市は27日、廃棄物処理法に基づく行政代執行を31日から開始すると発表した。産業廃棄物の撤去で市が行政代執行を行うのは初めてで、「平川富士」問題は表面化してから約10年が経過し、ようやく解決に向けて大きく動き出す。

 市産業廃棄物指導課によると、代執行は31日に始まり、環境測定などを行った後、4月上旬から本格的な廃棄物撤去作業を開始。廃棄物のうち不燃物は君津市内の民間最終処分場で処理し、可燃物については今後決定する。10月下旬に終了する予定。

 廃棄物を放置しているのは、産業廃棄物処理業者「千葉福祉建設公社」。敷地内に約5万4千立方メートルを放置し、2002年末ごろから地元住民から市に相談が寄せられていた。市は崩落や有害ガス発生などの恐れがあることから、撤去するように指導。10年9月には昨年4月末までに全量撤去を求める措置命令を出したが、廃棄物は放置されたままだった。


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