1・5メートルの巨大わらじ完成 災い退散へ富津で「綱つり」

住民によって出来上がった三つの大わらじ=2日、富津市関尻
住民によって出来上がった三つの大わらじ=2日、富津市関尻

 厄よけのため、集落の境界に巨大わらじをつるす民俗行事「綱つり」が2日、富津市関尻で行われた。同地区(17戸)の住民13人が長さ約1・5メートル、幅約0・6メートルの三つの大わらじを作り、集落の境に当たる道路沿いなどにつり下げた。

 疫病神に引き返してもらおうと、「ここにはこんなに大きなわらじを履く大男がいる」とか「新しいわらじを履いて帰ってもらう」との願いが込められている。

 門前払いにするとたたりが怖いので、わらで作った酒だるをもてなしのために添え、つり下げる綱には木炭と杉の葉を付ける。「私の村では疫病は済み(炭)ました、過ぎ(杉)ました」の意味があるという。

 同地区の班長を務める石井隆さん(73)は「昨年のように大きな台風災害がないように心を込めた」と無病息災を祈っていた。


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