夢かない“中年運転士” 訓練費自己負担の1期生 いすみ鉄道

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 いすみ鉄道(大多喜町)は20日、700万円を訓練生に自己負担してもらい自社の列車乗務員を養成する全国初の試みで、昨年5月に採用した第1期生の男性4人全員が国の動力車操縦資格(甲種内燃=ディーゼル車)技能試験に合格し免許を取得したと発表した。社会経験を経てから少年時代の夢だった鉄道運転士への道が開けた4人は「今回の企画に感謝している」と喜びをかみしめた。

 合格したのは、東京都江東区出身の元バス会社員、高崎浩さん(51)、市川市出身の元IT関連会社員、武石和行さん(44)、広島市出身の元家電量販店員、富岡隆さん(44)、埼玉県志木市出身の元オートバイ販売会社員、吉井研治さん(53)。

 4人はすでに学科試験に合格し、社内でベテラン運転士とペアを組み乗務訓練を重ねていた。しかし、技能試験は跳ね返され、3人は3度目、1人は2度目の挑戦で突破した。

 4人は今後、習熟訓練に励み、来年5月ごろにも一人前となる「1人乗務」を開始する予定。同鉄道は来年1月、3期生の募集説明会を開く。