子ども集結復興支援 泊まりがけで作業に汗 大網白里【台風 被災地はいま】

被災地を元気づけようと虹色の作業着で支援活動を行う子どもたち=昨年11月、大網白里市
被災地を元気づけようと虹色の作業着で支援活動を行う子どもたち=昨年11月、大網白里市

 台風や大雨などの風水害が続いた大網白里市などで、被害を知って全国から駆け付けた子どもたちが泊まりがけで復興支援に取り組んだ。崩れた土砂や倒木の撤去といった力仕事を中心にボランティア活動に汗を流した。

 参加したのは長崎県や大阪府、兵庫県など全国各地の小中高生と引率の大人ら計十数人。子どもたちらでつくる「ニッコリを増やす学校」のメンバーが千葉県内の被災状況を知り集結。メンバー5人が中心となり、さらにインターネットなどで新たな仲間を増やしたという。

 メンバーたちは昨年11月、大網白里市内で空き家になっていた木造の平屋を無償で借り受け、ここを拠点に被災地に出向いたという。

 支援場所は各地の社会福祉協議会に聞き取るなどして6カ所を選んだ。まず、裏庭が幅十数メートルにわたり崩れた茂原市内の民家の土砂撤去に取り組んだ。大網白里市内では、地元土木会社などの協力で土砂で埋もれた山道を整備し、近くの保育園の園児が歩けるようにした。

 時間が余れば滞在する空き家でも活動。強風で倒れた庭木の撤去作業に従事したという。

 子ども代表で群馬県出身の井野口夕珠さん(15)は「千葉では台風15号と大雨が短期間に3連続。ひどい被害だった。支援した住民が笑顔を見せてくれたときはうれしかった」と振り返った。山武市のバレラシッド愛凜七さん(11)は倒木被害などを踏まえ「気候変動で台風が起きやすくなっている。私たちの世代も環境のため何ができるか考えていきたい」と話した。


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