2011年12月1日 10:46 | 無料公開

こだわって作った食品や雑貨などの出店が並ぶ「あつまんべ市」
大多喜町の観光農園「ベジタブルガーデン」で毎月第3日曜日に開かれる「あつまんべ市」が盛況だ。主婦らが出店者として集まり、こだわりの食品や雑貨などを販売。体験教室もある。屋根付きの会場ではハーブの香りがあふれ、リラックスして買い物ができるのも特徴。月1度のユニークな市場に来場者が押し寄せている。今月は18日に開催予定。
同所はハーブや無農薬野菜を計400種栽培し出荷する施設。収穫物で作った料理を提供するレストランも併設する。
あつまんべ市は、運営するサン農園(渡辺勇社長)が2009年、「房総で頑張っている人の農産物などを販売し皆に広めたい」と「地元房総の素敵を発見」をテーマに始めた。
背景には「この地域でこだわって作った物を発表したいとのニーズがあった」といい、当初は5店ほどだった出店数は現在、地元を中心に約40店に拡大。渡辺社長は「一緒に房総を盛り上げたい」と意欲を示す。
店頭には手作りのパンや無農薬・低農薬の農産物などがずらりと並び生産者が対面販売する。商品を挟んで会話が生まれ、生産者にとっては発表の場、消費者にとっては交流の場になっている。
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