機内で新インフル想定 成田空港、乗務員ら対応訓練 感染防止、搬送手順を確認

新型インフルエンザが疑われる乗客役の症状を確認する医師=11月29日、NAA本社
新型インフルエンザが疑われる乗客役の症状を確認する医師=11月29日、NAA本社

 航空機内に新型インフルエンザが疑われる旅客がいたことを想定した「検疫感染症措置訓練」が11月29日、成田空港内の成田国際空港会社(NAA)本社内で行われた。訓練は会議室を航空機内に見立て、感染拡大防止、到着後の機内検疫、患者を機内から搬送するまでの対応方法や手順を確認した。

 訓練は、成田国際空港保健衛生協議会と厚生労働省成田空港検疫所が開催。新型インフルエンザの発生事例が頻発するX国から、成田空港に向かう航空機内に体調不良の旅客がいるとの連絡を受け確認したところ、日本人女性に新型インフルエンザが疑われる症状があるとの想定で行われ、機内ではマスクを着用し機内後方に移動させた女性を客室乗務員が専属で対応。さらに看護師、医師が同行した夫の症状も含め確認して対策本部に報告した。事務官はサーモグラフィーを使い、他の乗客の体温をチェックした。

 また、機内消毒や健康相談室での対応、患者・同行者の搬送までの手順も確認した。

 同検疫所の田中一成所長は「国際的にはさまざまな感染症が発生しており、より一層気を引き締めていかねばならない」と話していた。


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