成田空港、旅客11億人突破 東京五輪控え「愛され、選ばれる空港に」

航空旅客数11億人達成を記念し、くす玉を割って節目を祝った=21日、成田空港第1ターミナル
航空旅客数11億人達成を記念し、くす玉を割って節目を祝った=21日、成田空港第1ターミナル
成田空港=2018年4月(共同通信社ヘリから)
成田空港=2018年4月(共同通信社ヘリから)

 成田空港の航空旅客数が21日、1978年5月の開港から累計で11億人に達した。9億人から10億人到達までの期間より約3カ月早い2年4カ月での達成となった。第1ターミナルの国際線出発ロビーでは記念式典が行われ、成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長が「11億人目のお客さまを本日迎えることができ、この上ない喜びだ。地域の皆さまに愛され、選ばれる空港になるよう努力する」とあいさつした。

 同空港の利用者は年々増加。2014年12月22日に、8億人達成から2年10カ月で9億人を、2年7カ月後の17年7月28日に10億人を突破していた。

 式典で田村社長は「来年は東京五輪・パラリンピックがある。日本の玄関として世界に恥ずかしくないよう、受け入れ態勢を整える」と力を込めた。

 11億人目の旅客となった東京都三鷹市の会社員、近藤敬秀さん(32)は「本当に驚いた」と話した。妻の泰夏さん(32)、息子の路生ちゃん(4)と全日空便でオーストラリア・パースに仕事を兼ねた家族旅行に行くといい「11億人という記念すべき人に選ばれて、大変光栄。東京五輪・パラリンピックもあるので、成田空港には外国の方々により使いやすい空港になってほしい」と話していた。

 近藤さんにはNAAから記念の漆器が、全日空からモデルプレーンが贈られたほか、当日の空港利用者にも記念のサクラ箸がプレゼントされた。

 空港圏自治体連絡協議会会長の小泉一成成田市長は「『難産の子は健やかに育つ』との言葉通り、着実に日本の空の玄関としての道を歩んできた。成田空港は地域にとって核となる財産。東京五輪・パラリンピックをチャンスと捉え、地域の振興・発展につなげたい」と話していた。


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