地名由来知り愛着を 松戸幸谷小、地域住民が郷土史授業

地名の由来を子どもたちに教える渋谷さん=松戸市立幸谷小学校
地名の由来を子どもたちに教える渋谷さん=松戸市立幸谷小学校

 地名の由来を知って地元に愛着を持ってもらおうと、松戸市の同市立幸谷小学校(児童484人)で、地域の高齢者が郷土史の特別授業を行った。

 講師は三ケ月(みこぜ)町会副会長で、同校スクールガード代表の渋谷信雄さん(78)。日頃から児童の登下校を見守っており、子どもたちからも人気だ。

 渋谷さんによると、難読の三ケ月は鎌倉時代に下総一帯を支配した千葉頼胤の三日月(みかづき)の家紋から転じたという。「スイカを切った形が三日月に似ているので、集落ではスイカを作ってはいけない風習がある」と明かした。

 二ツ木(ふたつぎ)は古寺、常行院の境内にある2本のエノキの巨木が由来。幸谷は「荒谷」と書いたが、400年ほど前に「幸」の字を当てたと説明。「幸せの願いを込めたのでしょう」との解説に、児童らは感心していた。

 渋谷さんは「大人になって地域から離れても、地元を思い出してほしい」と願った。


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