64年東京五輪金銀メダリスト 思い出のあん馬前に再会 器具製造、ゆかりの松戸で

1964年東京五輪で使用したあん馬を前に握手を交わす鶴見さん(左)とツェラルさん=松戸市
1964年東京五輪で使用したあん馬を前に握手を交わす鶴見さん(左)とツェラルさん=松戸市

 1964年東京五輪の体操男子・あん馬金メダリスト、スロベニアのミロスラウ・ツェラルさん(80)と、銀メダリストの鶴見修治さん(81)=船橋市=が5日、松戸市役所を訪れ、当時使用したあん馬器具を前に対談した。

 あん馬器具は市内に本社のある体育用品メーカーのセノー(松飛台)が製造し提供した市ゆかりの品。外見は黒みを帯び、歴史の重みを感じさせる。

 鶴見さんは「(表面の)皮もこんなにしわが寄るとは。工場を訪れたことがあるが、作る人はたいへん。大事に残してほしい」と述べた。ツェラルさんも「(当時を思い出すと)気持ちが湧き上がる。競技の場に向かって集中しなければいけなかった」と話した。

 久しぶりの再会に鶴見さんは「ツェラルは私から見たら体操の神様のような存在だった。強くなるこつを聞き、日本の選手に伝えたい」と笑顔で話した。

 ツェラルさんは内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局に招かれて来日。福島県で4日開かれた「復興ありがとうホストタウン」の登録自治体が集うサミットに参加した。


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