被災地照らす希望の光 鴨川で「棚田の夜祭り」

3千本のたいまつとLED約1万本が大山千枚田を彩った「棚田の夜祭り」=27日夜、鴨川市
3千本のたいまつとLED約1万本が大山千枚田を彩った「棚田の夜祭り」=27日夜、鴨川市

 日本の棚田百選に選ばれている鴨川市の大山千枚田で27日夜、「棚田の夜祭り」が開かれた。市内外から多くの観光客が訪れる中、3千本のたいまつと1万本のLEDが棚田を淡く照らし、台風や豪雨で傷ついた被災地を勇気づけた。

 夜祭りは、収穫後の千枚田を舞台に観光振興を図ろうと毎秋開催している。今年は2日間開催予定だったが、直前で豪雨が発生。駐車場が冠水したり、設置したたいまつが倒れる被害を受け、26日は中止となった。それでも、学生や市民ボランティアらが修復作業を行い、実施にこぎ着けた。

 今回初めて青色や紫色など4色に変化するLEDを4千本導入。棚田にはLEDで作られた「平和」の文字も浮かび上がり、観光客らは幻想的な風景に見とれていた。

 御宿町から夫婦で訪れた井上久雄さん(75)は「4色に切り替わるLEDは初めて見た。素晴らしい。台風の影響で寝られない日もあったけど、癒やされた」と話していた。

 4色に切り替わるLEDが千枚田を照らす「棚田のあかり」は、来年1月5日まで無料で楽しめる。問い合わせは市観光協会(電話)04(7092)0086。


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