南房総市、各地域に発電機配備 館山市、バスで住民を移送へ 【台風15号 被災地はいま】

 台風15号で甚大な被害を受けた安房地域。台風19号の接近に備え、各自治体は10日、避難所増設を決定するなど対策に追われた。度重なる台風に、住民からは「恐ろしい」「どうなってしまうのか…」と不安の声が相次いだ。

 南房総市では、前回の台風被害の教訓を踏まえ、避難所を7カ所から13カ所に増設。きょう11日午後3時から開設する予定。また大規模停電に備え、県から発電機18台を借り上げ、各地域センターに配備することを決めた。そのほか、13日まで災害廃棄物の受け入れ中止を決定。すでに運搬されたごみについては、網を掛けて飛散防止に努める。

 館山市では、避難所が被害を受けた富崎地区の住民の新たな避難先として「房南学園」(同市佐野)を設置。距離が離れているため、きょう11日午後3時からマイクロバス2台で住民を移送する。鋸南町も鋸南小、中原区コミュニティセンター、足立区立鋸南自然の家を避難所に加える。

 南房総市富浦町では、住民が住宅の窓ガラスを木の板やガムテープで補強する姿が見られた。食用ナバナの畑を網で覆っていた同市の女性は「15号の時は苗が小さかったから大丈夫だったけど、今回はどうなるのか…」と不安を口にした。


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