人間やぐら勇壮に いすみで中根六社祭り

3段の人間やぐらを組み、古来の縁に感謝する男衆=いすみ市
3段の人間やぐらを組み、古来の縁に感謝する男衆=いすみ市

 いすみ市岬町で、秋の例祭「中根六社祭り」が開かれた。押日八幡神社では、人間やぐらを組んで古来の縁に感謝する勇壮な神事「大宮の幣(へい)だ」が披露され、駆け付けた観客を沸かせた。

 地元住民によると、祭りは江戸中期の1771(明和8)年に社殿を建て直す際、夷隅川を挟んだ大宮地区の玉前神社から神輿(みこし)を譲り受けて始まったとされ、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する。

 「大宮の幣だ」は「親の日だ」とも表記される。各地区の男衆が祭り歌を歌いながら境内を3周した後、3段の人間やぐらを築き回転。最上部の男衆が、玉前神社がある北東に向かって「おーやのへーだ」と力強く叫んで敬意を表した。

 市内の女性(71)は孫が3段目に登る勇姿を見届け「どのやぐらも立派だった。無事に終わって良かった」と笑顔で話した。


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