「適正分別で焼却量低減を」 災害廃棄物の課題検討 東北大教授が基調講演

災害廃棄物処理の現状と課題について話し合ったシンポジウム=26日、千葉市中央区の市生涯学習センター
災害廃棄物処理の現状と課題について話し合ったシンポジウム=26日、千葉市中央区の市生涯学習センター

 東日本大震災で発生したがれきなどの災害廃棄物処理の現状と課題について考えるシンポジウムが26日、千葉市中央区の市生涯学習センターで開かれた。基調講演した東北大学大学院環境科学研究科の吉岡敏明教授は「資源化物を適正に分別し、焼却・埋め立て量を可能な限り低減することが必要」と今後の課題を指摘した。

 シンポジウムは、がれきや汚泥などの災害廃棄物処理の現状と復興に向けた今後の課題を検討しようと開かれ、県内の自治体職員や廃棄物処理に携わった産業廃棄物の業界関係者ら約180人が参加した。

 吉岡教授は「災害現場で直面した課題、復興に向けて」をテーマに講演。東北3県(岩手、宮城、福島)を中心に、2400万トン以上の災害廃棄物が確認されており、県内では約12万トンが発生したと指摘した。

 吉岡教授は「仙台市では1次集積所で災害廃棄物の分別を実施している」と紹介し、1次段階で分別をしなければ2次集積所の確保が必要となり、結果的に時間短縮につながったこともあると説明した。


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