「おもしろ野菜」発掘 カフェと連携し料理提供 鋸南 清水多佳子さん(46) 【房総移住スタイル】(5)

「おもしろい」野菜のPR活動に取り組む清水さん=鋸南町のしあわせカフェ
「おもしろい」野菜のPR活動に取り組む清水さん=鋸南町のしあわせカフェ
鋸南町産の「おおきいニンニク」を福原さん(左)に手渡す清水さん
鋸南町産の「おおきいニンニク」を福原さん(左)に手渡す清水さん

 昨年9月、出身地の東京を離れ、鋸南町の地域おこし協力隊に着任。地元の「おもしろい」野菜を発掘し、料理として住民に提供するプロジェクトを立ち上げ、人口減少が進む町を盛り上げようと奮闘している。

 新聞記者や社団法人職員として多忙な日々を送る中、次第に「自分が当事者になれる仕事がしたい」ともどかしさを感じるように。都心から近く、以前から訪れていた鋸南町の協力隊に応募し、移住を決めた。

 最初は土地勘もなく、町内を歩き回る日々が続いた。ある日、道の駅保田小学校の直売所に並ぶ野菜が目にとまった。「見たこともない長いナスや、名前も知らない野菜が並んでいて感動した。これを町おこしに生かせないか」とひらめいた。

 今年7月から立ち上げたのが「おもしろい野菜を食べよう!プロジェクト」。自身が見つけた珍しい野菜を地元のコミュニティーカフェ「しあわせカフェ」に提供。料理として味わってもらうことで、町の魅力向上につなげる狙いだ。

 第1弾のテーマは、知り合いの生産者から譲り受けた「おおきいニンニク」。同カフェ代表の福原雅代さん(61)らが「大きいニンニクと鶏団子しその葉揚げ」「アジのニンニクチーズフライ」など毎週異なるメニューを作り、住民の舌をうならせている。積極的な情報発信の成果もあり、最近では「自分の野菜を使って」と自ら提供する生産者も現れるようになった。

 目標は、都会に住む人にも鋸南産の野菜を知ってもらうこと。「鋸南の野菜はまだ知られていない。面白い野菜のメニュー集などを作り、観光客に発信できれば」と期待は膨らむ。

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