子どもの受動喫煙防止へ 検査で被害“見える化” 千葉市

 千葉市は、家庭内での受動喫煙防止に向け、若葉区の小学4年生約1100人を対象に、被害状況が分かる尿検査と保護者アンケートをモデル的に導入する。子どもたちへの影響を“見える化”することで、家庭での被害防止や意識啓発につなげる狙い。検査費など1千万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を6日開会の9月議会に提案する。

 尿検査は小学4年生の希望者が対象で、タバコの煙に含まれるニコチンが体内に取り込まれてできる物質「コチニン」を測定する。

 市によると、四カ月健診時に実施する保護者アンケートでは、若葉区の喫煙率は父親36・8%(市平均26・2%)、母親4・6%(同2・4%)で市内全6区の中で最も高い。このため、まずは同区で検査を行い、煙害を理解できる年代として4年生を対象とした。

 10月中に事前の保護者アンケートを実施し、家庭内の喫煙実態や検査希望を把握。11月にも検査し、来年2月ごろに結果を伝える。数値が高い家庭には書面で注意を促す。学校では、たばこの有害性を伝える防煙教育も行うという。

 熊谷俊人市長は「受動喫煙による健康への影響を理解してほしい。効果を見極め全市的に実施したい」と説明した。

 同様の取り組みは埼玉県熊谷市が2007年度から実施。県内では君津市が今年10~11月にも始める予定。


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