米屋120周年写真展 ご成婚を祝う店舗 成田山の通天閣も

当時の皇太子さまのご成婚を祝う店舗
当時の皇太子さまのご成婚を祝う店舗
昭和5年に完成し、わずか10年で解体された「通天閣」
昭和5年に完成し、わずか10年で解体された「通天閣」
昭和49(1974)年正月の米屋本店前参道
昭和49(1974)年正月の米屋本店前参道

 成田山参道の老舗和菓子店、米屋の「成田羊羹(かん)資料館」(成田市上町)で、創業120周年を記念した企画展「明治・大正・昭和・平成 成田と米屋の写真展」が開かれている。皇太子さま(現在の上皇さま)ご成婚を祝う店舗、前回東京五輪時に参道で行われた聖火リレーの風景、昭和初期に成田市内にあった通天閣など、同社で保管している貴重な写真を見ることができる。9月末まで。

 明治32(1899)年4月21日の創業時の店舗をはじめ、昭和期に入ると、昭和34(1959)年に上皇さまが皇太子だった時代のご成婚を祝う店舗、同38(1963)年の東京五輪聖火リレーでの米屋本店前を写した風景など、明治から平成までの同社と成田の写真57枚を年代順に展示。成田と共に歩んできた同社の様子がうかがえる。

 昭和5(1930)年に完成し、空襲の目標になりやすいためおよそ10年で解体されたという「通天閣」の貴重な写真も展示され、当時成田市内にも通天閣があったことが分かる。新編成田山史によると、「展望台通天閣」は同年8月10日、成田山奥山に開業したとされる。

 女優の岩下志麻さんを起用し、昭和40~50年代に掲載された写真広告や京成電鉄の中づり広告35枚も展示されているほか、カタログや看板など同社資料庫に保管されている貴重な資料も興味深い。

 缶入り水ようかんを開発した創業二代目の諸岡謙一がカメラ好きだったため、同社ではカメラが貴重だった時代の写真を多く保管できたという。同館では「明治から平成にかけて、時代時代の会社や成田の風景を見ていただければ」と話している。

 時間は午前10時~午後4時。年中無休。問い合わせは同資料館(電話)0476(22)2266。


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