昼間の飲酒事故頻発 市原署「走る凶器」危険強調

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飲酒運転による事故が日中に頻発している=市原署で保管中の事故車両
飲酒運転による事故が日中に頻発している=市原署で保管中の事故車両

 市原市内で昼間の飲酒事故が頻発している。飲酒運転が原因とされる今年上半期の交通事故32件のうち、17件が昼間。朝から酒を飲み運転していたというケースもあった。一部ドライバーの目に余るほどのモラルの低下に、市原署は「車は走る凶器になり得る」と飲酒運転をしないよう警告。きょう10日から始まる夏の交通安全運動でも飲酒運転の根絶は重点目標の一つになっている。

 同署によると、今年1月~6月、市内で飲酒運転による人身事故が9件あり、うち5件が昼間。このうち4件は午前中だった。物損事故は23件で、うち昼間は12件。幸い死亡事故はなかった。

 飲酒事故を起こしたドライバーは「前日の酒が残っていた」と釈明するケースが多いが、中には「朝から飲んだ」という不心得者も。飲酒場所は自宅などだった。公共交通機関に頼れない地域特性が背景にあるとみる同署は「酒を飲んで運転すれば車は走る凶器となる。運転代行やタクシーを利用してほしい」と訴える。

 同署は事故を起こしたドライバーとは別に、道交法違反(酒気帯び運転、酒酔い運転)の疑いで24人を摘発したが、残念ながらこれらは氷山の一角とみられる。飲酒運転は重大事故につながる恐れがあることから、同署は検問など取り締まりを強化。また、車両や酒類の提供者、同乗者も同法違反容疑での摘発対象になる場合があるとして、注意を呼び掛けている。