電動キックボード導入 規制緩和へ安全性検証 千葉市 公道や動物公園で実験

千葉市は2日、幕張新都心などの公道で県内初となる電動キックボードの実証実験を民間事業者と共同で始め、オープニングセレモニーで熊谷俊人市長が試乗した
千葉市は2日、幕張新都心などの公道で県内初となる電動キックボードの実証実験を民間事業者と共同で始め、オープニングセレモニーで熊谷俊人市長が試乗した
電動キックボードに乗り操作方法を説明するウインド・モビリティー・ジャパンの担当者=2日、千葉市美浜区の稲毛海浜公園
電動キックボードに乗り操作方法を説明するウインド・モビリティー・ジャパンの担当者=2日、千葉市美浜区の稲毛海浜公園

 千葉市は2日、県内初となる電動キックボードの実証実験を民間事業者と共同で始めた。法令上は原動機付き自転車(原付)に区分される電動キックボードを自転車のように気軽に利用できるよう、国家戦略特区を活用して規制緩和するための取り組み。幕張新都心などの公道と同市動物公園で行い、安全性や利用ニーズを検証する。

 電動キックボードは、電動式モーターで走る一人用の乗り物。日本では海外に比べ規制が強く、公道では原付の運転免許とヘルメット、ナンバープレートが必要になる。

 市は規制緩和により、移動の選択肢を増やして回遊性向上につなげるとともに、幕張新都心を含む海浜エリアで移動そのものを楽しむ新たな乗り物として活用する狙い。

 市国家戦略特区推進課によると、実証実験は、電動キックボード事業を展開する株式会社「ウインド・モビリティー・ジャパン」(東京都港区)からの提案を受け共同で行う。実施費用は同社が負担する。

 市は、安全性などが確認されれば、国家戦略特区を活用して内閣府に規制緩和を提案する。全国ではさいたま市や福岡市で実証実験が行われており、福岡市が今年2月、規制緩和を提案している。

 2日には稲毛海浜公園で実証実験の開始式があり、試乗した熊谷俊人市長は「安定していてスピードも調整できる。楽しい」と乗り心地をPR。同市では昨年3月から自転車を共用するシェアサイクルの実証実験も実施中で、「ニーズや状況に応じて適切な移動手段を選べる街にしたい」と展望した。

 公道での実証実験は、稲毛海浜公園と幕張新都心の周辺で2日から12月末まで実施。同公園と海浜幕張駅(7月中旬以降)の7カ所のステーションに40台を投入し、利用者が共用できるようにする。速度は時速19キロ以下に設定する。

 利用は18歳以上の原付免許保持者が対象で、スマートフォンの専用アプリで利用者情報を登録する。料金は1分25円(ロック解除100円)。1時間850円、1日2千円のライドパス料金もある。

 市動物公園での検証は7月13日から8月11日まで。展望デッキの一部を区画して3台を配置する。免許やヘルメットは不要で、中学生以上から試乗できる。料金は無料。


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