成田山の文化財守れ!! 豪快放水、保護デーに訓練

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成田市消防団第1分団第9部により、釈迦堂への一斉放水が行われた=18日、成田山新勝寺
成田市消防団第1分団第9部により、釈迦堂への一斉放水が行われた=18日、成田山新勝寺

 成田市文化財保護デーの18日、同市成田の成田山新勝寺で消防訓練が行われ、消防団員らが国指定重要文化財の「釈迦(しゃか)堂」に向かって豪快に放水した。

 訓練には、同寺自衛消防隊や成田消防署などから約180人が参加。釈迦堂内でろうそくが倒れて出火し、延焼の恐れがあるとの想定で行われ、参加者は火災発生直後の参拝客の避難誘導や初期消火の手順、重要物の搬出方法などを確認した。

 地元の市消防団第1分団第9部の消防車2台もすぐに駆け付け、釈迦堂に向かって一斉放水。先人が残した貴重な文化財を守り、後世に伝えていく決意を新たにした。

 保護デーは、1965年の6月18日に七代目市川團十郎奉納の額堂が放火により焼失したことを受けて制定。同寺では毎年この日に合わせて消防訓練を行っている。

 同寺の西村照衆さんは「額堂はもう一つあるが、これ以上なくすことはできない。多くの建物は信仰の証し。一人一人の『守らねばならぬ』という気持ちで、有事の際に備えを」と話していた。