海老蔵さん親子桜植栽 「七月大歌舞伎」で競演 成田山公園

力を合わせて桜を植える海老蔵さん親子=16日、成田山公園
力を合わせて桜を植える海老蔵さん親子=16日、成田山公園

 歌舞伎座公演「七月大歌舞伎」(7月4~28日)に向け、江戸歌舞伎を代表する大名跡で市川宗家の「団十郎」を十三代目として襲名する歌舞伎俳優、市川海老蔵さん(41)と、八代目新之助として初舞台を踏む長男勸玄ちゃん(6)、長女麗禾ちゃん(7)が16日、成田市成田の成田山公園を訪れ、記念の桜を植栽した。海老蔵さんは七月大歌舞伎の「星合世十三團 成田千本桜」にちなみ「成田で千本桜を目指したい」と話した。

 海老蔵さんは夜の部の同舞台で、13役を早替わりで演じる。昼の部の歌舞伎十八番の内「外郎売」では、勸玄ちゃんが貴甘坊(きかんぼう)を務め、売り文句の早口の言立て(長台詞)に挑む。貴甘坊は1985年の十二代目団十郎襲名時、海老蔵さんが新之助初舞台で務めた役で、二代にわたる親子競演としても注目されている。

 初代から団十郎家と親交の深い成田山に、親子そろって3本のソメイヨシノを植えた海老蔵さんは「成田山は紅葉の名所だが、桜も名所になるよう、10年20年かけて少しずつやっていきたい。毎年来て桜を植え、いつか千本になれば」と願った。

 七月大歌舞伎に向けては「1人13役は歴史的にもまれ。歌舞伎を見たいという人がいるうちに、しっかりとやっていきたい」と意気込んだ。

 成田山新勝寺大本堂の裏にある庭園「成田山公園」では例年、3月下旬から4月上旬にかけて桜が見ごろを迎え、多くの見物客でにぎわう。


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