脅威伝えるモニュメントに 津波の時刻で止まった時計塔 旭・飯岡地区

一時保管場所へ移されるJAちばみどり旧飯岡支店の時計塔。最大津波が押し寄せた午後5時25分すぎのままになっている=旭市飯岡
一時保管場所へ移されるJAちばみどり旧飯岡支店の時計塔。最大津波が押し寄せた午後5時25分すぎのままになっている=旭市飯岡

 東日本大震災で甚大な被害を受けた旭市飯岡で5日、被災したJAちばみどり旧飯岡支店の時計塔を、津波の脅威を後世に伝えるモニュメントにしようと、市民団体がJAから時計塔を譲り受けた。時計の針は、最大波の津波が押し寄せたとされる午後5時25分すぎを指したままになっている。

 時計塔は高さ約4メートル。支柱の先に90センチ四方の文字盤が取り付けられており、海岸線から100メートルほどの距離にある旧支店の敷地内に設置されていた。倉庫などとして使用していた一部5階建ての旧支店は、津波で1階部分が浸水。電気系統が壊れ時計も停止した。

 JAは老朽化に伴い来年実施予定だった旧支店の解体を8月に前倒し。時計塔の保存も考えていたが、津波体験を披露する「いいおか津波語り継ぐ会」(仲條富夫会長)から保存活用の申し出があり同会に寄贈。この日、時計塔を取り外し一時保管場所へ移した。


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