「空の旅」不安解消へ 障害者向け交流ツール導入 成田空港

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筆談もできる「問い合わせシート」
筆談もできる「問い合わせシート」
ピクトグラムを使った「保安検査場コミュニケーション支援ボード」
ピクトグラムを使った「保安検査場コミュニケーション支援ボード」
「うなりくん」がかわいい「空港予習冊子『なりたくうこうからりょこうへいこう!』」
「うなりくん」がかわいい「空港予習冊子『なりたくうこうからりょこうへいこう!』」

 東京五輪・パラリンピックに向け、成田国際空港会社(NAA)では空港を利用する障害者などに向けた3種類のコミュニケーションツールを導入している。「耳が聞こえないので言語でのコミュニケーションが難しい」、「子どもに発達障害があるので空港の複雑な行程をこなせるか不安」など、障害者の空の旅の不安軽減を図る。

 「問い合わせシート」は全ての利用者が対象で、日英中韓合わせて1パターン作成。持ち運び、書き込み可能なパンフレット型(A4サイズ三つ折り)で、空港内や交通についての案内、ピクトグラムでの指さしやメモ(筆談含む)によるコミュニケーションに用いる。

 「空港予習冊子『なりたくうこうから りょこうへいこう!』」は、発達障害や知的障害の特性のあるなどの子ども向け。持ち運び、書き込み可能な冊子型(A5サイズ)で、成田市観光キャラクター「うなりくん」を起用した親しみやすいデザイン。鉄道やバスなどで空港に到着してから、搭乗・降機するまでの全行程の事前学習ができる。全6パターン(三つのターミナルの国際・国内別)で日本語のみ。

 いずれも空港内の案内カウンターや成田空港ウェブサイトで入手できる。

 「保安検査場コミュニケーション支援ボード」は日英中韓の4パターンで、保安検査場での検査内容の説明、ピクトグラムでの指さしを用いたコミュニケーションを図る。外国人、聴覚障害者、発達障害者、知的障害者などの利用が想定され、各検査ブースに設置している。

 NAAの夏目誠社長は「一人でも多くのお客さまに成田空港からの空の旅を楽しんでもらいたい」と話している。