「嫁入り舟」を再現  田中夫妻が新たな門出 香取市

さっぱ舟で園内を巡る新郎新婦=2日、香取市の水郷佐原あやめパーク
さっぱ舟で園内を巡る新郎新婦=2日、香取市の水郷佐原あやめパーク

 香取市扇島の水郷佐原あやめパーク(椎名竜也園長)で2日、花嫁と花婿が手こぎの和船「さっぱ舟」に乗って晴れ姿をお披露目する「嫁入り舟」が行われた。観光客らが白無垢(むく)姿の新婦と紋付きはかま姿の新郎に「おめでとう」と祝福の声を飛ばし、2人の新たな人生の門出を祝った。
 嫁入り舟は、かつて船が主要な交通手段だった水郷地帯で、花嫁を嫁ぎ先に送り届けるために行われていた風習。同パークの前身、水郷佐原水生植物園が1995年に再現を始めた。開催中の「あやめ祭り」(23日まで)の関連イベントの一つ。
 この日、結婚式を挙げたのは横浜市の会社員、田中準樹さん(29)と、教員で東庄町出身の莉恵さん(27)。歴代で75組目の夫婦となった2人は、女船頭が操るさっぱ舟でゆっくりと園内の水路を巡り、優雅に咲くハナショウブを楽しんだ。
 昔ながらの風情を楽しんだ莉恵さんは「花と目線が同じ高さになってきれいだった。これから2人で仲良く頑張っていきたい」と笑顔。準樹さんは「多くの人に祝福してもらえて、良い日だった」と幸せそうだった。
 同パークでは8、16日も午前10時半から嫁入り舟と香取神宮の神職による挙式が行われる。ハナショウブの見頃は今月中旬。


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