五輪の波乗る新酒!? 波モチーフ、ボトル工夫 大網白里の農業NPO、販路拡大へ

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爽やかな青い瓶にボトルを刷新した新酒をアピールする高橋代表=大網白里市
爽やかな青い瓶にボトルを刷新した新酒をアピールする高橋代表=大網白里市

 農業で障害者の就労訓練に取り組む大網白里市のNPO「ジョブファーム」が手掛ける日本酒「幸 SACHI」の新酒が完成した。良質な原料米が収穫できたため一層軽やかな口当たりに仕上がったという。2020年東京五輪を契機に販路を広げようとボトルを刷新。サーフィン競技会場の九十九里浜を連想させる爽やかな青い瓶に波がモチーフのラベルを貼り、地元感を演出した。

 同法人は障害者ら15人のメンバーで、農薬を使わない野菜や果樹栽培に取り組んでいる。幸のプロジェクトは15年から始め新酒は4代目。酒造米「五百万石」を自ら生産し、いすみ市の「木戸泉酒造」で醸造している。

 新しいラベルは従来から実習などで交流があった地元の県立大網白里特別支援学校で藍染めをする生徒のグループが海をテーマに染めた布をデザイナーが図案化。それを背景に大きな波のイラストを載せた。

 1・8リットル(3300円)、720ミリリットル(1650円)、300ミリリットル(690円)の3種類を販売。酒蔵で熟成されコクとまろやかさが増した昨年の酒との2本詰めパックを各瓶ごとに新たに用意し、飲み比べも楽しめるようにした。

 これまでは主に通信販売などで売っていたが、高橋正己代表が昨年、新たに酒の卸し免許を取得し小売店に納品できるようになったという。今後は販路拡大へ周辺の道の駅やスーパーなどで営業活動を行う。今回は720ミリリットル瓶換算で2千本以上売るのが目標。

 同法人は幸の酒かすを肥料にして市の特産イチゴ「真紅の美鈴」も栽培。将来的には幸と真紅の美鈴とで新たにリキュールを製造するのが夢だ。

 高橋代表は「草取りに汗を流し有機肥料だけで育てた米で造った酒。五輪の手土産になることを目指し、多くの人に手に取ってほしい」と話した。

 問い合わせは高橋代表(電話)090(1692)6957。