石田町長告発案を可決 御宿町議会「百条委で虚偽陳述」

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 御宿町議会は28日、臨時会を開き、石田義広町長が町議会に予算を全額削除された国際交流事業を独断で実施した問題を巡り、同議会調査特別委員会(百条委)で虚偽の陳述をしたとして告発する議案を賛成多数で可決した。近日中に大地達夫議長名で千葉地検に偽証罪で告発する。

 臨時会では、百条委が石田町長への尋問や提出書類から調査し、「町長が職権を乱用し町政を私物化した。法令順守の責務を果たさず、町の代表者として不適任」と非難する報告書も賛成多数で承認した。

 告発状によると、石田町長は2018年8月21日と19年1月18日に同委で証言した際、事業参加者の航空チケット代などについて「すべてミカドトラベルという旅行会社に依頼し、諸費用を支払った」と説明した。

 だが、同社は事業の航空券の手配をしていないと18年11月12日付の書面で回答しており、石田町長の証言は「自己の記憶に反した虚偽の陳述」であり、偽証罪に該当するとしている。

 石田町長は議決後、「勘違いして答弁したことが虚偽答弁とされ全く遺憾。偽証する理由も動機もない」とコメントした。

 問題の国際交流事業は、メキシコ人学生を受け入れる「日本・メキシコ学生交流プログラム」(事業費231万円)。18年3月議会で議会側が「町民福祉を最優先すべき」と反発し、一般会計予算案から事業費全額を削除した。その後、石田町長が外部の資金を使って独断で事業を進め、7月に学生10人が来日して日本文化などを体験した。