100日荒行 住職ら5人帰還 大祈祷に信徒200人 大網白里・鎮護山等覚寺

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本堂には檀家や信徒が集まり、岡野住職(左)から特別な祈祷をしてもらった=17日、大網白里市
本堂には檀家や信徒が集まり、岡野住職(左)から特別な祈祷をしてもらった=17日、大網白里市
祈祷を前に、荒行僧5人は寒空の下で声をからし経を唱えながら何杯も冷水をかぶった
祈祷を前に、荒行僧5人は寒空の下で声をからし経を唱えながら何杯も冷水をかぶった

 大網白里市の寺院「鎮護山等覚寺」で17日、過酷な修行を100日間続ける日蓮宗の「大荒行」から帰ってきた僧侶が記念の大祈祷会を開いた。約200人の檀家(だんか)や信徒が見守る寒空の下、冷水で身を清める「水行」を披露したほか、新たに本堂に迎えた福の神「大黒福寿尊天」を前に、地域の安寧や繁栄を祈った。

 祈祷を行ったのは岡野日報住職(46)と仲間の僧侶4人。5人は昨年11月1日~2月10日、市川市にある「祈祷根本道場遠寿院大荒行堂」で荒行をしてきた。

 期間中は午前2時半に起床し3時間ごとに計7回の水行をし読経を繰り返す。また、かゆと梅干しなど質素な食事で過ごした。

 岡野住職が荒行をしたのは1998年度と2006年度に続き3回目。これにより新たに「大黒」を持ち帰ることができたという。

 この日、5人はふんどし姿になり境内で水行。大声で経を唱え頭から何度も水をかぶると、集まった地元民は迫力に息をのんだ。続いて本堂であった祈祷会では、荒行を終え「修法師」となった僧侶だけができるという特別な祈祷を行い、信徒らの幸福を祈った。

 岡野住職は「チャンスがあれば4度目の荒行に挑みたい。それまで地域の平和と安泰を祈り続けたい」と意気込んだ。総代会の金坂英雄会長(77)は「大黒さまがいるのは近所ではここだけ。覚悟を決めつらい修行をしてきてくれ、とてもありがたい」と喜んだ。