2隻32トン漁港活気 カツオ初水揚げ勝浦に春

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今年初水揚げされたカツオ。漁業関係者が大きさごとに選別した=30日、勝浦市
今年初水揚げされたカツオ。漁業関係者が大きさごとに選別した=30日、勝浦市

 全国有数のカツオの水揚げ量を誇る勝浦市の勝浦漁港で30日、一番船となる2隻が入港した。小笠原諸島南方で行った一本釣りの成果は計約32トンと前年同期の約6トン(1隻)を大幅に上回った。出迎えた猿田寿男市長は「カツオの初水揚げは勝浦に春を告げ、街がにぎわう。今年1年の豊漁を祈る」と船員に地酒を手渡して歓迎。港は作業する漁協職員らで活気づいた。

 入港したのは、三重県志摩市の漁船「第二十七源吉丸」(149トン、山本隆源漁労長)と、同県尾鷲市の「第二十三長久丸」(119トン、神保政行漁労長)。源吉丸は今月17日、長久丸は同20日に地元を出港し、いずれも小笠原諸島の南で一本釣りで操業した。

 カツオは1尾重さ約6~8キロ台が多く、山本漁労長は「サイズは例年並みで、そこそこの量が捕れた」と手応えを話し、神保漁労長は「まだ寒さがあり、今後に期待したい」と気を引き締めていた。

 2隻は午前8時すぎに入港。船員が船倉から青黒色と銀白色の魚体を運び出してはベルトコンベヤーに載せ、待ち構えていた水産業者が重さごとに手際良く仕分けしていった。

 港の入札では1キロ当たり350~550円の値が付き、首都圏を中心に出荷された。

 2018年の同港のカツオ水揚げ量は約1万2千トン、水揚げ額は約41億円だった。同漁協の石井春人組合長は「今後、漁場が形成され、カツオ船が大漁で安全航海してくれれば」と話した。