裸の男衆、鏡餅奪い合い 豊作願う伝統行事 流山・三輪茂侶神社

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見物客の前で鏡餅を奪い合う男衆たち=流山市
見物客の前で鏡餅を奪い合う男衆たち=流山市
流山市の無形民族文化財「ヂンガラ餅行事」が13日、同市の三輪茂侶神社で行われた。五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。
流山市の無形民族文化財「ヂンガラ餅行事」が13日、同市の三輪茂侶神社で行われた。五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。

 流山市の無形民俗文化財に指定されている「ヂンガラ餅行事」が13日、同市の三輪茂侶神社で行われた。五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する正月行事で、上半身裸の男衆が鏡餅を奪い合い、餅の割れ方によって農作物の作柄を占った。

 地元の保存会が運営。神殿には末広がりを願い、8升のお神酒、8升の鏡餅(上3升、下5升の2枚重ね)、8種類の野菜を供える。

 神事の後、鏡餅をつかんだ男衆18人が「わっせ、わっせ」のかけ声とともに社殿内や境内を駆け回った。熱気で軟らかくなった鏡餅は最後に社殿の柱に打ち付けて真っ二つに。見届けた神職が「今年は豊作でございます」と宣言した。

 男衆の一人の同所、会社員、早川佳さん(39)は「全力で行かないと硬い鏡餅はなかなか割れない。今年はきれいに二つに割れた。幸せな一年になれば」と話した。