夢実現へ「互いに尊重を」 元なでしこ宮間さん講演 御宿

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「努力なしで夢は実現しない」と語る宮間さん=御宿町
「努力なしで夢は実現しない」と語る宮間さん=御宿町

 御宿町公民館で、元サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の宮間あやさん(33)が「世界と戦う心」と題して講演した。ワールドカップ(W杯)を初制覇したアスリートは幼い頃から夢中でボールを追い掛けた半生を振り返り、「自身の努力は当然。選手が互いに尊重し合い、同じ目標に向かえば夢は実現する」と快挙を成し遂げるにはチームの結束が重要だと語った。

 宮間さんは大網白里市出身。小学校1年の時に父親のサッカークラブに入った。県立幕張総合高校に進学後、岡山県内のチームに入るなどして技術を磨いた。

 転機が訪れたのは2008年の北京五輪。4位で終わった敗因を「圧倒的な力の差」と分析し、「世界で勝ちたい」と女子サッカーが盛んな米国へ2年間渡り、技術を磨いた。

 11年のドイツW杯は東日本大震災直後。チームは成熟していたといい、「優勝すれば日本を元気にできる」と、気合を入れて臨んだという。厳しい試合の連続で、決勝の米国戦では何度も窮地に陥ったが、PK戦を制して初の頂点に立った。「見えない力にも導かれ表彰台に立った」と復興を願うサポーターの声援がイレブンの底力を引き出したと振り返った。

 主将として臨んだ12年のロンドン五輪は惜しくも銀メダル。都内であった凱旋(がいせん)パレードでは沿道から祝福がすごく「もっと頑張らなくては」とさらなる高みを目指した。「自分を厳しく鍛えないと次のステージは見えない」と夢を実現するにはたゆまぬ努力が不可欠だと強調した。

 講演は夷隅地区社会教育振興大会のプログラムの一つとして行われた。