単身シニア支え合う 流山で「朝ごはん会」活況 一緒に調理、余暇を共有 

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一緒に作った食事を囲んで談笑する参加者=流山市

 流山市のNPO法人が主催する1人暮らしや単身の高齢者のための交流会「お一人さまシニアのためのいっしょに朝ごはん会」が活況だ。「シニア食堂」と銘打ち昨年4月から月1回開催。一緒に料理を作って会食を楽しみ、食後に余暇を過ごす。会話をする機会が生きがいづくり、食への関心の高まりが生活の質の向上に、それぞれつながると期待されている。

 今月14日、同市東初石で開かれた交流会。エプロンや三角巾を着けた20人ほどの参加者が4グループに分かれ、ホットドッグやアボカドスープ作りに挑戦した。

 慣れた様子の女性たちに交じり、男性たちは慎重な手つき。1時間ほどで出来上がった料理を囲み、談笑しながら味わった。会食後はアジサイの絵を描いたり、笑いヨガで指の運動をしたりと楽しんだ。

 一昨年に妻を亡くした男性(88)は長女の住む市内に昨年転居してきた。現在は食事の提供がある共同住宅に1人で暮らす。参加は10回目。「新しい献立への好奇心が湧いてきた。生活に前向きになれる」と笑顔で話した。

 交流会は、NPO法人東葛地区婚活支援ネットワークが始めた。本来の業務は婚活支援だが、1人暮らしや離婚経験のある高齢者などから「寂しい」との相談を受けたのがきっかけ。

 副代表の松沢知沙さん(51)は「孤食や1人での寂しさが続くと生活の張りがなくなってしまう。シニア同士が支え合い、生き生きとしていられる居場所として機能するよう努めている」と説明する。

 この活動は流山市の公益事業補助金の認定を受けている。市高齢者支援課は「高齢者の仲間づくりや生きがいづくりに効果が見込める。活動を多くの人に知ってもらい、参加者の拡大に期待したい」と評価する。

 60歳以上が対象で参加費は1回500円。本年度は市内を散策する「歩く会」や、食後の余暇として手話やリトミック、クリスマス会を盛り込んだ。問い合わせは同ネットワーク(電話)080(6707)6868(松沢さん)。