サーフィン会場の一宮町 観光拠点、中心部に完成 「五輪効果」波及に期待

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JR上総一ノ宮駅西口に完成した観光拠点施設=29日、一宮町
JR上総一ノ宮駅西口に完成した観光拠点施設=29日、一宮町

 一宮町がJR上総一ノ宮駅前で整備を進めていた観光拠点施設が完成し、29日に開業式典が開かれた。町内の釣ケ崎海岸は2020年東京五輪のサーフィン会場になっており、町は「五輪効果」を町中心部にも波及させる拠点として活用する計画だ。

 施設は上総一ノ宮駅の西口に建設された。観光案内所と物産直売所、飲食店が入居する。木造平屋建てで、延べ床面積は約162平方メートル。事業費は約6千万円で、国の地方創生拠点整備交付金を活用した。指定管理者の町商工会が管理運営する。

 案内所では、ロードバイクやサーフボードを運搬できるビーチクルーザーなどの自転車23台を有料で貸し出す。サーフボード10枚も用意し、1回2千円(4時間)でレンタルする。サーフボードを持参しなくても、駅から自転車で海岸に行き、波乗りを楽しむことができる。

 直売所では町内の農産物、加工食品などを販売する。5月中旬には昼間はカフェ、夜はバーとして営業する飲食店「エキスタ」がオープンする予定。案内所と直売所の営業時間は午前8時半~午後5時(夏期は時間延長)。

 釣ケ崎海岸をはじめとした町内の沿岸部は、国内有数のサーフィンスポットで、年間約60万人のサーファーが来場。釣ケ崎海岸が五輪会場に決まったことで、海岸沿いでは新たな店舗や住宅が建設され、早くも「五輪効果が出ている」といった指摘もある。

 町では、駅周辺の中心部にもサーファーや観光客を呼び込む拠点として観光施設を整備した。開業式典で馬淵昌也町長は「今の一宮にふさわしい施設ができた。観光拠点として大きな機能を発揮してもらいたい」と期待を込めた。