洞窟に黄金色の水面 富津・竹岡のヒカリモ発生地

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海食洞窟の水面で黄金色に輝くヒカリモ=19日、富津市

 「竹岡のヒカリモ発生地」として国天然記念物に指定されている富津市萩生の「黄金井戸」の水面が黄金色に輝いている。毎年、菜の花が咲く頃に見られる不思議な光景で、5月上旬ごろまでは観賞できる見込みという。

 ヒカリモは洞穴やトンネルなどの水たまりに群生し、外からの光を反射して黄金色に輝く藻の一種。浦賀水道に面する竹岡の発生地は、波が削ってできた海食洞窟(高さ約3メートル、奥行き約5メートル、幅約3メートル)で、常に水がたまり定期的に多量のヒカリモが発生する。国内で初めてヒカリモが見つかった場所として知られる。輝き具合はその日の天候にも左右されるという。

 同市観光協会竹岡地区の荒井輝久地区長(66)によると、今年は1月中旬ごろには発光していた。荒井さんは「なぜ光るのか考えてみるのも面白いと思う。海も見えるところなので、周囲の自然と一緒に楽しんで」と呼び掛けていた。