房総の海に春便り ひじき漁解禁

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「房州ひじき」漁が始まり、漁師たちが収穫作業に精を出した=7日、鴨川市天津
「房州ひじき」漁が始まり、漁師たちが収穫作業に精を出した=7日、鴨川市天津
鴨川市で、今年初めてのヒジキ狩りが行われた=7日、同市天津
鴨川市で、今年初めてのヒジキ狩りが行われた=7日、同市天津

 千葉県の「千葉ブランド水産物」に認定される「房州ひじき」の漁が今月解禁され、鴨川市で7日、初めての収穫作業が行われた。漁師たちは春の訪れを感じながら、海岸の岩場で成長したヒジキを刈り取った。

 房州ひじきは、採れたての生海藻を蒸し煮、乾燥させる独特の製法で加工される。本来の食感とうまみを味わえることから人気で、煮物やサラダとして食卓を彩る。

 市内での収穫は、今月の干満の差が最も大きい大潮の日に限定。昨年10月の台風の影響で種が流れ、今年は少なめという。

 同市天津の海岸には、漁師ら約70人が正午ごろ、集まった。引き潮になった岩礁に伸びた茶褐色の海藻を鎌で刈って集めていった。

 東安房漁協天津支所の池田敏彦さん(57)は「今年もこの季節が来た。味が濃くておいしく、健康食品としても親しまれている。多くの人に食べてもらいたい」と話した。