現代に騎馬武者復活? 市民ら大鎧姿で練り歩く 千葉市立郷土博物館

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大鎧を身に着けて馬にまたがり、騎馬武者になりきる子ども=11日、千葉市中央区の市立郷土博物館

 鎌倉時代の武士が戦で着た大鎧(おおよろい)姿で乗馬するイベント「鎌倉騎馬武者体験」が11日、千葉市立郷土博物館(千葉市中央区亥鼻1)で初開催され、市民ら24人が敷地内を堂々と練り歩いた。初公開となった大鎧は本年度制作された本格的なもの。タイムスリップしたかのような光景に、見物客の歓声が渦巻いた。

 大鎧はかぶとや急所の胸を守る鳩尾板(きゅうびのいた)、大たい部を保護する箱形の草摺(くさずり)などで構成される。同館は当時22~26キロに上った大鎧を着用に耐えられるよう軽量化しつつ、各部品を忠実に再現。本市の礎を築き、同時代に活躍した千葉常胤を軸に、武具を通じて歴史に興味を持ってもらいたい考えだ。

 時間をかけて大鎧を着込んだ参加者は同館前の騎馬武者像を見上げながら馬にまたがり、背筋を伸ばしてなりきっていた。同市美浜区の高橋知江さん(44)は「鎧でおなかが苦しいが、鎌倉時代に着て戦ったのかと思うと気が引き締まる。体験を機に歴史をもっと知りたい」と関心を高めていた。

 大鎧の制作費は大人、子ども用の2着で計約350万円。クラウドファンディングで寄付を募り、集まった12万円を充てた。今後も体験イベントや学校の授業などで活用するという。

 同館は「大々的に披露していきたい。実物を見て歴史を知ってほしい」と期待する。