車いすのまま利用OK 筋トレ機器3台新規導入 千葉ポートアリーナ

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車いすに乗ったまま使えるトレーニング機器で鍛える官野さん=千葉ポートアリーナ(千葉市提供)

 千葉市は、千葉ポートアリーナ(中央区問屋町)のトレーニング室に、車いすに乗ったまま使えるトレーニング機器3台を新たに導入した。「車いすスポーツの聖地」と銘打って障害者スポーツの普及を進めており、誰もが便利に利用できる環境を整備する狙い。千葉県内公共施設での導入は珍しいという。

 導入したのは腕を使って大胸筋などを鍛えるチェストプレス、三角筋などを鍛えるオーバーヘッドプレス、広背筋などを鍛えるラットプルダウン各1台。これまでは車いす利用者が使う場合、付属するいすに乗り換える必要があった。

 機器3台は5年リースで、5月の入れ替えを機に市が導入を決めた。市スポーツ振興課によると、同アリーナでは2014年9月にも、車いすで体育館を走る際に床が傷つかないようにする多目的コートを備品として購入。今後も機器のさらなる拡充などを検討していく。

 リオ・パラリンピックで銅メダルを獲得し、車いすラグビー選手として活躍する市職員の官野一彦さん(35)は「車いすのまま使えるトレーニング機器を置いた施設は珍しい」とした上で「使う機器の選択肢が増えるだけで、誰でも気軽に施設を利用できる空気がつくられる。今後さらに取り組みが前へ進めば」と期待する。

 機器3台は健常者もこれまでと変わらず利用できる。同課は「幅広い施設利用者に、障害者スポーツへの理解と関心を持ってほしい」と狙いを話す。利用料は2時間で一般460円、高校生220円。身体障害者手帳の提示で、介助者1人を含め無料になる。