女子高生4人お手柄 踏切内の高齢女性救助 佐原駅が感謝状

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広川駅長(右)から勇気ある行動について感謝される佐原高の(左から)松田さん、吉永さん、宮崎さん=12日、香取市佐原イ

 踏切に取り残された高齢女性を救助したとして、いずれも香取市の県立佐原高校3年の松田恵梨子さん(18)、宮崎七海(なつみ)さん(18)、吉永紗良さん(17)と、千葉萌陽高校1年の根本知奈さん(15)の4人は、JR佐原駅(広川勝俊駅長)から感謝状などを贈られた。

 関係者によると、4人は7月23日午後4時50分ごろ、帰宅のため通り掛かった同駅近くにある踏切内の中央付近で、70~80歳代と思われる高齢女性がしゃがみ込んでいたのを発見。松田さんが踏切の異常停止ボタンを押し、既に下りていた遮断棒の外から4人で女性に声を掛けたが、返答がなかったため、踏切に入り、女性を踏切外の安全な場所に移動させたという。

 12日に佐原高で広川駅長から感謝状を受け取った松田さんは「焦ったが、このまま見過ごすわけにはいかない。助けないと(女性が)死んでしまうと思った」。吉永さんも「初めての状況だったが、やるしかないと思った。責任感みたいなものを感じた」と緊迫した状況を振り返り、宮崎さんは「怖さもあって、一瞬、頭が真っ白になった。おばあさんが助かって良かった」と胸をなで下ろした。根本さんは、7日に感謝状を受け取ったという。

 その日は夏休みで、佐原高の3人は夏季講習、千葉萌陽高の根本さんは部活動の帰り道。互いに面識はなく、佐原駅に向かうため、たまたま居合わせたという。

 広川駅長は「自分たちの命が一番大事」と強調した上で、「もし電車が来たらという状況下で、勇気を持って女性を救助してくれた」と感謝した。また、異常ボタンの活用についても触れ、「“電車を止めたらどうしよう”などと、ボタンを押すのをちゅうちょする人が多い中、きちんと押してくれた」と、あらためてお礼の言葉を述べた。