海抜表示板“ニアミス” 県と町がそれぞれ設置 九十九里・片貝の交差点

歩行者用押しボタンの上に設置された県の海抜表示板(左の電柱)。歩道を挟み町の海抜表示板(右の電柱)がある=九十九里町
歩行者用押しボタンの上に設置された県の海抜表示板(左の電柱)。歩道を挟み町の海抜表示板(右の電柱)がある=九十九里町

 東日本大震災以降、沿岸部で急速に設置が進んだ海抜表示板。九十九里町片貝の県道交差点で、県と町の海抜表示板が、ほぼ同じ場所に設置される“ニアミス”が起きている。

 交差点の町役場側には「この場所は海岸から1・3キロメートル海抜1・4メートル」とする町の表示板がある。県道側にも「ここの地盤は海抜1・4メートル」とする県の表示板がある。両表示板は歩道幅程度の近さで、それぞれ津波に対する注意喚起の役目を担っている。

 県山武土木事務所(東金市)は今年2~7月、横芝光町-大網白里市の海岸周辺で、交通信号機や道路照明灯の柱といった県管理の道路施設に計約400枚を設置した。事業費は約1850万円。設置場所は地元市町と調整したとするが「自治体設置分と近いケースもある」と話す。

 九十九里町は2012年度事業で300枚を設置した。本年度も増設する考えで、担当者は「既に表示板のある場所を考慮して(設置箇所は)決める」と述べ、重複を避け効果的な設置を目指すことにしている。

 一方、山武市蓮沼地区には県と市の表示板が隣り合わせで設置されている交差点がある。


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