ウミガメの産卵後押し いすみ・岬高生海岸の流木やごみ撤去

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海岸に打ち上げられた流木を拾い集める生徒=いすみ市
海岸に打ち上げられた流木を拾い集める生徒=いすみ市

 いすみ市の県立岬高校(近藤克之校長、生徒294人)は、同市和泉浦海岸で海岸清掃を行った。同所はアカウミガメの産卵場所として知られる。ウミガメが海から陸へと無事移動して命をつなげられるよう、打ち上げられた流木や捨てられたごみを撤去し、環境を整えた。

 奉仕体験を通じて身近な自然の豊かさを学ぶとともに人間性あふれる生徒を育成するのが目的。毎年、この時期と秋の2回実施している。

 同校によると、アカウミガメは9月ごろまでが産卵期間。砂浜がきれいになっていないと、移動の妨げになり、プラスチック片などを誤って食べる危険性もあるという。

 活動には全校生徒がジャージー姿で参加。数キロにわたり海岸線に連なり約1時間、流木や花火の燃えかす、空き缶などを人海戦術で拾い集めた。

 3年生の大矢陽菜乃さん(17)は「みんなと力を合わせ、カメが気持ちよく来て帰れるよう頑張りたい」と仲間と手を動かしていた。

 拾い集めたごみは特に流木が多く、今後データを分析し、11月の学園祭で研究発表する予定。