君津市と事業統合 保養所など減、継続困難で 鹿野山水道

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移管確認書を取り交わす鈴木市長(右)と鹿野山水道の池田社長=君津市
移管確認書を取り交わす鈴木市長(右)と鹿野山水道の池田社長=君津市

 君津市は、鹿野山地区で給水事業を行っていた「鹿野山水道株式会社」(池田敏社長)と1日付で事業統合したと発表した。

 市と同社によると、同社は1968年から、鹿野山地区のゴルフ場などに給水するため、簡易水道事業を開始。井戸で地下水をくみ上げ、同地区のホテルや別荘のほか、市に分水して一般家庭にも給水していた。

 崖崩れなどの自然災害や老朽化で設備の維持費がかかる上、大口利用者だった企業の保養所が撤退したり、別荘の利用者が減ったりして事業の継続が困難となっていた。

 同社が2008年2月に市に移管・統合を要望し、12年8月に事業統合で基本合意。市が配水管の整備などを進めていた。

 一般家庭の料金は変わらないが、別荘やゴルフ場の料金は仕様によって変更するという。

 2日に市内で記念式典が開催され、同市の鈴木洋邦市長は「鹿野山地区の市民生活に直結する水道水の供給のため、施設の更新を進め安定的な供給に努める」とあいさつした。

 同社が給水していた富津市域分については、関連会社のマザー牧場が設備を引き継ぎ事業を行うという。