食べれば無病、招福 「とがらしごぼう」 旭・西宮神社であす頒布

 食べれば今年1年風邪をひかず福を招くとされる縁起物の郷土食「とがらしごぼう」が、18日午前5時から旭市ロの西宮神社で参拝者へ頒布される。

 とがらしごぼうは、ふかして細かく刻んだゴボウやみそ、唐辛子などを混ぜ合わせたもので、栄養価が高く、辛さで体が温まるため寒い時期に最適な健康食品。同神社に祭られるえびす様の教え「怒って(とがって=唐辛子)はならないという御法(ごほう=ゴボウ)」にちなんで名付けられたとされる。

 作られ始めた時期は不明だが、現在は神社の氏子7町区が持ち回りで調理しており、町区ごとに長年の経験を踏まえた味付けをする。毎年1月18日の春季例大祭の朝に参拝者へ分け与えられ、1年に1度のとがらしごぼうを求めて境内に長蛇の列ができる。

 今年は仲町区66世帯が総出で担当。ゴボウやみそを1トン用意し、しょうゆに一晩漬けたいり大豆をすりつぶして唐辛子をたっぷり混ぜ合わせ、手作業で1万パック以上用意した。オーソドックスな味付けに横町昌之区長(61)は「大人向けの辛さの中に体が温まる味がある」と話している。


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