新酒蔵出しで「巨大酒林」 木戸泉酒造(いすみ) 【師走スケッチ】

 酒造会社が新酒ができたことを地域に知らせる「酒林」(杉玉)。直径190センチもあるビッグサイズが、いすみ市の木戸泉酒造の正門にお目見えした。毎年実施する歳末の風物詩で、通り掛かりの人の視線を集めている。

 杉の枝葉を球状にまとめたものが酒林。通常は両腕で抱えられる直径50センチほどという。緑色の葉の水分が抜けて茶色になるにつれ、新酒が熟成し飲みやすくなることも示す。

 荘司文雄社長(64)によると、「地域の話題づくりになれば」と東日本一の大きさを目指した。5本分の杉の枝葉を調達。愛飲家約30人の協力を得て丸型の金網に差し込み正門につり下げた。重さは500キロ。

 完成を受け、10月下旬に仕込みを始めた新酒を出荷したばかり。「1年がスタートした感じ」。日本酒メーカーならではの感想を口にした。


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