少年少女が夢の欧州公演 チェコで聴衆総立ちに 船橋ジュニアオーケストラ

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 船橋市の少年少女アマチュアオーケストラ「船橋ジュニアオーケストラ」が、チェコ共和国の首都プラハ市内のヨーロッパ最古級のコンサートホール「ドボルザークホール」で慈善演奏会を成功させた。船橋吹奏楽団出身で国際的に活躍する指揮者、武藤英明さんの協力で実現。耳の肥えたプラハの聴衆を魅了し、総立ちの拍手喝采を受けたという。

 同楽団によると、同楽団は1981年に発足し、小学生から大学生までの船橋市民らが毎週日曜日に集まって練習を行っている。

 「ヨーロッパで演奏したい」という団員たちの声を受けて2年前に計画がスタート。武藤さんに相談したところ、武藤さんと交流のあるチェコの元女子体操選手で1964年の東京五輪金メダリスト、ベラ・チャスラフスカさんが賛同し、現地で慈善演奏会の準備が進んだという。

 演奏旅行には11~22歳の団員66人が参加し、旅費や滞在費はすべて自己負担。8月22日から9日間滞在し、チェコ国内2カ所で公演を行った。ドボルザークホールで団員たちを迎えたのはドレスアップした聴衆約千人。武藤さんがタクトを振り、団員たちは本場の雰囲気に圧倒されながらもヴェルディ作曲の歌劇「ナブッコ」序曲や、ドボルザーク作曲の交響曲第9番「新世界より」などを演奏し切った。

 チケット収入約22万円は、チャスラフスカさんの財団を通して恵まれない子どもたちのための基金に寄付されたという。