本来の学びやで再出発 震災から2年半、新校舎完成 香取・新島中

 夏休み明けの2日、東日本大震災で校舎などが損壊し、新築復旧工事を進めていた香取市佐原ハの市立新島中学校(竹蓋均校長、生徒85人)の新校舎が完成し、学校生活が再開した。真新しい教室で級友との再会を楽しんだ生徒たち。震災から約2年半の歳月を経て、本来の“学びや”にようやく明るい声が戻った。

 新島中は、震災で校舎のジョイント部分が破損したり、液状化などによる地盤沈下で傾いた他、校庭も大規模な液状化被害に遭い、使用ができなくなっていた。その年の2011年4月に学校機能を近くの小学校に移し、同9月からは中学校内の敷地にプレハブ平屋建ての仮設校舎を完成させて授業を行っていた。

 新校舎は鉄筋コンクリート造りの2階建てで、延べ床面積は2660・10平方メートル。総事業費は8億5144万円で、8月半ばに取り壊しから完成まで約2年間の工事を終えていた。主な施設は、1階部分に職員室や保健室、家庭科室、美術室などがあり、2階に各学年の教室や図書室、音楽室などが設けられている。

 2日は、全校集会と新校舎での避難経路の確認など学級活動を中心に行われた。3日にも一部で授業を再開する予定で、8日は関係者を招いて落成式と施設見学会を開催するという。


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