強い連携で被害防ぐ 多数の市民参加、意識高める 九都県市合同防災訓練

 「九都県市合同防災訓練」が1日、千葉市内各所で行われた。午前9時半、市直下を震源とするマグニチュード6・9、震度6強の大規模な地震が発生したと想定。自衛隊、海保、県警、市や各種団体、企業などが連携して、50種以上にも及ぶ訓練メニューに取り組んだ。多くの市民もそれぞれの場所、立場で加わり、参加者は1万2315人(市発表速報値)を数えた。

 主会場の蘇我スポーツ公園(同市中央区)には、安倍晋三首相ら政府関係者、森田健作知事、熊谷俊人市長らが出席。一人一人がその場で安全な姿勢を取るシェイクアウト訓練から始まり、情報収集、消火、避難誘導、ライフラインの応急復旧などが同時進行で次々に行われた。

 倒壊した建物や、土砂で埋まった車両からの救出、ヘリコプターやはしご車を使った中高層建物での救護活動などが続き、負傷の程度を判断するトリアージ訓練も実施。緊迫した雰囲気の中で、各参加機関がスムーズに連携し、滞りなく進んだ。

 JR千葉駅では帰宅困難者を想定して、一時滞在施設への誘導訓練を実施。また市内全域で避難所を開設し、約7千人の市民が避難訓練に参加した。

 市消防局の石井幸一局長は「訓練でできないことは、本番でもできない」と訓練の意義を強調。熊谷市長も「改善できることを検証して、今後に生かさないといけない」と振り返った。


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